MVNO利用時にSMSオプションは必要か?

SMSオプション付けたらセルフスタンバイが解消されバッテリー持ちが多少改善されんじゃね?と、少しも改善されなくて涙目なおじさんです。
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それならSMSオプション付けるメリット無くない?となりますが、折角付けたのでメリットを考えよう。

1.セルフスタンバイが解消される。
2.LTE接続が速くなる。
3.マップ等での位置特定が速くなる。

やったね、とーちゃんの少ない小遣い使ってSMSオプション付けた甲斐があったよ!

さて、1は言わずもがなですが、有効性があるのは2と3。

移動中やトンネル通過等でサービスエリア外からサービスエリア内に移動した時、LTE接続にならなかったりアンテナピクトは立っているのにデータ通信出来なかった経験はありませんでしょうか?

SMSオプションを付けるとCS(回線交換)が有効と成るため、LTE通信可能となるまでのシーケンスが正常に行われサービスエリア内であれば瞬時にLTE接続へ移行します。

CSが無い場合、LTE接続確立まで時間がかかるケースがあり、「サービスエリア内に移動したのに繋がらない」といった事象が発生します。

また、CSによる位置登録が可能であるためSIMフリー端末ではA-GPSが利用可能となり、マップ等での位置取得が速くなる場合があります。但し、あくまでも位置取得が速くなるだけで位置の正確性は端末に依存します。尚、ドコモ白ロムはSPモードを使いA-GPSデータを取得する為、SMSオプションを付けても変わりません。

バッテリードレインについて

MVNOを利用すると端末によってはアンテナピクトが表示されなかったり「セルフスタンバイ」といった問題が発生します。

これはAndroid側がCS(回線交換)ありきの造りとなっており、データ通信確立するためのシーケンス上でCSで位置情報を確定しPSと遷移します。知らんけど。

データ通信専用SIMの場合、CSが在りません。しかしOS側はCSがあるとして作られているため接続を試み続け、セルフスタンバイが発生します。機種によってはその際にバッテリーを消費続け、所謂バッテリードレインとなります。多分そんな感じ。

しかし、最近の端末は各メーカーがセルフスタンバイによるバッテリードレイン対策をしている場合もあり全ての端末で発生する訳ではありません。

少なくともNexus5では発生せず、自宅の電波状態が悪い為か就寝時の端末スタンバイ状態ではSMSオプションにより僅かながら増えてます。

結論
セルフスタンバイによるバッテリードレイン解消についてはそもそもバッテリードレイン自体発生していない、あっても極僅かのケースがありますが、LTE接続や位置取得の改善を望まれる方は付けた方が良いかなと。

契約途中でオプション変更の場合、SIMの再発行となり二千円程度の手数料&手間を取られますので契約する際に付けておかれるのがお勧めです。